はじめましての方へ💁
こんにちは!
めぐぺ。です。
今回は、英語のライティングの勉強方法についてです。
私が英語ライティングの勉強方法のことを考える時に必ず思い出すのは、以前に何度かお話しているUSCPAのことです。そこで、当時のことを思い出してみました。
USCPAとは
USはアメリカのこと、CPAはCertified Public Accountantのことです。日本で言うところの公認会計士であり、アメリカの国家資格です。
最近では「税理士や会計士でも仕事がなくて困っている」という話を耳にすることがありますが、私が受験した当時はアメリカ国内での会計士の数が不足していて、アメリカ人に限らず門戸を開いて会計士の数を増やそうという動きがありました。
受験を決めた理由
理由は2つあります。
【理由その①】
アメリカ留学から一旦帰国したものの、再度アメリカに戻って勉強を続けたいと考えていましたが、なかなか思ったようにことが進みませんでした。ならば、日本でもアメリカでも認められる専門分野の知識があれば可能性が広がるかもしれない、とまず始めたのが英文会計でした。
学生時代に会計学は学んでいなかったのですが、やってみると意外に楽しかった英文会計。そういえば子供の時やっていた公文の文章問題も好きだったなぁ、これならできるかも。じゃあやってみようか、と三段論法。かなり短絡的ですね。
【理由その②】
英語のリーディングや会話はそこそこ練習も経験もしていましたが、ライティング経験はあまりありませんでした。CPAは専門分野かつ試験にはエッセイもある、嫌でも書くことを求められる。勉強すれば自然に伸びると考えました。
受験するまでの流れ
CPA試験に興味がある人もいるかもしれないので、サラッと紹介します。ただし、私が受験して以後、内容や受験方法もかなり変わっているので、あくまでサラッと。
前述のように、大学では会計学を専攻していなかったので、受験するにあたってはまず大学で取得した単位数がアメリカの大学での単位数に変換すると何単位になるかを計算してもらいます。その後、不足分を補うためにアメリカの大学での会計学の単位を取得。
必要な単位数は州によって多少差があるのですが、特にカリフォルニア州は単位だけでなく、実務経験も必要になるなど受験資格が厳しく設定されていました。英語好きが講じて受験に手をだした私が最短で受験するには準備が間に合いそうになかったので、一番手が届きそうなデラウェア州での受験を決めました。
単位の取得は、日本の学校でインターネットを通して行います。試験はもちろん英語ですが、クラスでの授業やビデオ教材で必要教科を学習し、単位試験を受験して規定の合格点が取れていれば終了。
この期間約半年程度。1月頃にスタートして、全単位を取得したのが7月頃だったと記憶しています。必要単位数が取れてはじめて受験資格がもらえます。そこから11月の受験に向けて猛勉強しました。
当時は、5月と11月の年2回の試験実施。現在は、インターネットで1教科ずつ、日本にいても受験できますが、私が受験した当時は、アメリカ本土もしくは州外受験が必須でした。州外受験は、グアムやハワイなどで可能です。
まだハワイに行ったことがなかった私は、迷わずハワイ受験を選びました←ミーハー?(^_^;)
受験勉強は毎日8時間以上
受験勉強は、それはもう詰め込みました。がんばれば一発合格できるんじゃ!?なんて淡い妄想もあったので、それまで生きてきた中で一番勉強しました。
受験科目は、会計、財務、監査、商法の4教科。試験時間は1科目3時間〜4時間半の長丁場。いきなりは集中力が持たないので、普段から同じくらいの時間を勉強して少しずつ身体を慣らす訓練をしました。
気をつけたのは、苦手科目をつくらないこと。
内容をとことんまで理解すること。
私のように会計学の知識なく受験する場合、好きなものだけ偏って勉強すると、解き慣れていないことで苦手意識が出ることがあります。そこで、どこかに偏って勉強するのではなく、全ての教科にほぼ均等に時間を割り振るように心がけました。
1番長い試験に合せて1科目4時間〜4時間半が目安 x 1日2科目。問題は、選択、記述、エッセイ。例えば、会計の選択肢問題に1時間かけたら財務の選択肢問題にも1時間と言った具合に、本番の試験をイメージ。
また、ひとつひとつの内容をしっかり理解することも重視。「他の人に教えられるくらいまで深く細かくかみ砕いて理解する」をテーマに、何度も問題と解説文を読み返したり、紙に書き出したりする作業を繰り返しました。
受験当日
試験は、3回ともハワイで州外受験しました。時差もあるので数日前に現地入りし、当日は朝早くから夕方まで試験。試験会場を出たら、外は既に真っ暗。せっかくのハワイを楽しむどころではありませんでした。これが2日間みっちりなので、一緒に受験した人達も試験が終わった頃にはぐったりでした。
結果、初回受験で4教科中2教科を合格し、その後1教科ずつ合格しました。現在は1教科ごとの受験が可能ですが、以前は初回は必ず4教科を受験することがルール。合格するためには、1教科75点以上とらなくてはいけません。また、うち2教科が合格点を取っていても、残りの2教科が規定の点数を取っていなければ合格が認められず、有効期限が2年というかなりしばりがありました。
また、試験会場は日本のような明るい蛍光灯の部屋ではなく、薄暗い黄色い灯りの部屋。机は木製の上に布が敷いてあり、隣の人が消しゴムで文字を消すとぐらぐら。クーラーはガンガンに効いていて、真夏のハワイなのに真冬のような寒さ。筆記試験をするには向かない環境でした。思い出すと懐かしいですね(笑)。
結果は、、、
初回の受験で4教科中2教科が75点以上、後の2教科は数点足らずで不合格でしたが、規定の点数はオーバーしていたので2教科分の合格が認められました。残りの2教科は再受験となりましたが、次回以降は準備が半分ですむと思うと少し気が楽になりました。
エッセイの勉強で学んだこと
英語での文章の書き方を学んだのは、やはりエッセイ問題だと思います。
英語の文章は、
====================================================
まず結論
↓
理由や経緯についての説明
↓
最後に最初の結論の要約
====================================================
というのがスタンダート。日本語のようなだらだらと結論までが長い文章は嫌われます。
最初は書き方も必要な語彙もわからないので、問われたことに答えられるようになるまで、問題文から解答まで全てを毎日紙に書きました。ある程度書けるようになってからは、自分なりのアレンジも少し加えて、より実のある文章が書けるように試験当日まで練習を続けました。
当時は、書き過ぎて手のひらが痛くなるくらい。またやれと言われてもやれる気がしませんが、身体が自然に反応するようになるまで書く練習をしたことが、チャレンジ2年目で合格できたことにも繋がったのだと思っています。
書き方は違いますが、英語文書のルールを知っていたことは、ビジネスの現場で実際にメールをする時にも大いに役立ちました。
いかがでしたか?
今回は、私が実際に行ったライテイングの勉強法について、CPA受験を絡めて書いてみました。CPAの受験を勧めているわけでも、手が痛くなるまで書く練習をすることを勧めているわけでもありません。
伝えたかったのは、「やり方に悩んでいるくらいなら、まずは目の前にあるものを覚えてみる」ということです。
時々、「自分にできるでしょうか?」という質問をいただくのですが、できるかどうかはやってみないとわかりません。3分あれば、新しい語彙や文章を覚えることは可能です。「◯◯の勉強法はどうすればいいんだろう」と迷っている時間に、ひとつでも覚えた方が、自分なりの勉強法を見つけるには近道です。試したことがうまくいかなかったとしても、「これは自分には合わないんだな」という大切な発見になるのです。
ぜひ、思いついたことからはじめてみてくださいね。
●USCPA関連本はこちら
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◆記事のまとめページ 2016年
◆記事のまとめページ 2015年
こんにちは!
めぐぺ。です。
今回は、英語のライティングの勉強方法についてです。
私が英語ライティングの勉強方法のことを考える時に必ず思い出すのは、以前に何度かお話しているUSCPAのことです。そこで、当時のことを思い出してみました。
USCPAとは
USはアメリカのこと、CPAはCertified Public Accountantのことです。日本で言うところの公認会計士であり、アメリカの国家資格です。
最近では「税理士や会計士でも仕事がなくて困っている」という話を耳にすることがありますが、私が受験した当時はアメリカ国内での会計士の数が不足していて、アメリカ人に限らず門戸を開いて会計士の数を増やそうという動きがありました。
受験を決めた理由
理由は2つあります。
【理由その①】
アメリカ留学から一旦帰国したものの、再度アメリカに戻って勉強を続けたいと考えていましたが、なかなか思ったようにことが進みませんでした。ならば、日本でもアメリカでも認められる専門分野の知識があれば可能性が広がるかもしれない、とまず始めたのが英文会計でした。
学生時代に会計学は学んでいなかったのですが、やってみると意外に楽しかった英文会計。そういえば子供の時やっていた公文の文章問題も好きだったなぁ、これならできるかも。じゃあやってみようか、と三段論法。かなり短絡的ですね。
【理由その②】
英語のリーディングや会話はそこそこ練習も経験もしていましたが、ライティング経験はあまりありませんでした。CPAは専門分野かつ試験にはエッセイもある、嫌でも書くことを求められる。勉強すれば自然に伸びると考えました。
受験するまでの流れ
CPA試験に興味がある人もいるかもしれないので、サラッと紹介します。ただし、私が受験して以後、内容や受験方法もかなり変わっているので、あくまでサラッと。
前述のように、大学では会計学を専攻していなかったので、受験するにあたってはまず大学で取得した単位数がアメリカの大学での単位数に変換すると何単位になるかを計算してもらいます。その後、不足分を補うためにアメリカの大学での会計学の単位を取得。
必要な単位数は州によって多少差があるのですが、特にカリフォルニア州は単位だけでなく、実務経験も必要になるなど受験資格が厳しく設定されていました。英語好きが講じて受験に手をだした私が最短で受験するには準備が間に合いそうになかったので、一番手が届きそうなデラウェア州での受験を決めました。
単位の取得は、日本の学校でインターネットを通して行います。試験はもちろん英語ですが、クラスでの授業やビデオ教材で必要教科を学習し、単位試験を受験して規定の合格点が取れていれば終了。
この期間約半年程度。1月頃にスタートして、全単位を取得したのが7月頃だったと記憶しています。必要単位数が取れてはじめて受験資格がもらえます。そこから11月の受験に向けて猛勉強しました。
当時は、5月と11月の年2回の試験実施。現在は、インターネットで1教科ずつ、日本にいても受験できますが、私が受験した当時は、アメリカ本土もしくは州外受験が必須でした。州外受験は、グアムやハワイなどで可能です。
まだハワイに行ったことがなかった私は、迷わずハワイ受験を選びました←ミーハー?(^_^;)
受験勉強は毎日8時間以上
受験勉強は、それはもう詰め込みました。がんばれば一発合格できるんじゃ!?なんて淡い妄想もあったので、それまで生きてきた中で一番勉強しました。
受験科目は、会計、財務、監査、商法の4教科。試験時間は1科目3時間〜4時間半の長丁場。いきなりは集中力が持たないので、普段から同じくらいの時間を勉強して少しずつ身体を慣らす訓練をしました。
気をつけたのは、苦手科目をつくらないこと。
内容をとことんまで理解すること。
私のように会計学の知識なく受験する場合、好きなものだけ偏って勉強すると、解き慣れていないことで苦手意識が出ることがあります。そこで、どこかに偏って勉強するのではなく、全ての教科にほぼ均等に時間を割り振るように心がけました。
1番長い試験に合せて1科目4時間〜4時間半が目安 x 1日2科目。問題は、選択、記述、エッセイ。例えば、会計の選択肢問題に1時間かけたら財務の選択肢問題にも1時間と言った具合に、本番の試験をイメージ。
また、ひとつひとつの内容をしっかり理解することも重視。「他の人に教えられるくらいまで深く細かくかみ砕いて理解する」をテーマに、何度も問題と解説文を読み返したり、紙に書き出したりする作業を繰り返しました。
受験当日
試験は、3回ともハワイで州外受験しました。時差もあるので数日前に現地入りし、当日は朝早くから夕方まで試験。試験会場を出たら、外は既に真っ暗。せっかくのハワイを楽しむどころではありませんでした。これが2日間みっちりなので、一緒に受験した人達も試験が終わった頃にはぐったりでした。
結果、初回受験で4教科中2教科を合格し、その後1教科ずつ合格しました。現在は1教科ごとの受験が可能ですが、以前は初回は必ず4教科を受験することがルール。合格するためには、1教科75点以上とらなくてはいけません。また、うち2教科が合格点を取っていても、残りの2教科が規定の点数を取っていなければ合格が認められず、有効期限が2年というかなりしばりがありました。
また、試験会場は日本のような明るい蛍光灯の部屋ではなく、薄暗い黄色い灯りの部屋。机は木製の上に布が敷いてあり、隣の人が消しゴムで文字を消すとぐらぐら。クーラーはガンガンに効いていて、真夏のハワイなのに真冬のような寒さ。筆記試験をするには向かない環境でした。思い出すと懐かしいですね(笑)。
結果は、、、
初回の受験で4教科中2教科が75点以上、後の2教科は数点足らずで不合格でしたが、規定の点数はオーバーしていたので2教科分の合格が認められました。残りの2教科は再受験となりましたが、次回以降は準備が半分ですむと思うと少し気が楽になりました。
エッセイの勉強で学んだこと
英語での文章の書き方を学んだのは、やはりエッセイ問題だと思います。
英語の文章は、
====================================================
まず結論
↓
理由や経緯についての説明
↓
最後に最初の結論の要約
====================================================
というのがスタンダート。日本語のようなだらだらと結論までが長い文章は嫌われます。
最初は書き方も必要な語彙もわからないので、問われたことに答えられるようになるまで、問題文から解答まで全てを毎日紙に書きました。ある程度書けるようになってからは、自分なりのアレンジも少し加えて、より実のある文章が書けるように試験当日まで練習を続けました。
当時は、書き過ぎて手のひらが痛くなるくらい。またやれと言われてもやれる気がしませんが、身体が自然に反応するようになるまで書く練習をしたことが、チャレンジ2年目で合格できたことにも繋がったのだと思っています。
書き方は違いますが、英語文書のルールを知っていたことは、ビジネスの現場で実際にメールをする時にも大いに役立ちました。
いかがでしたか?
今回は、私が実際に行ったライテイングの勉強法について、CPA受験を絡めて書いてみました。CPAの受験を勧めているわけでも、手が痛くなるまで書く練習をすることを勧めているわけでもありません。
伝えたかったのは、「やり方に悩んでいるくらいなら、まずは目の前にあるものを覚えてみる」ということです。
時々、「自分にできるでしょうか?」という質問をいただくのですが、できるかどうかはやってみないとわかりません。3分あれば、新しい語彙や文章を覚えることは可能です。「◯◯の勉強法はどうすればいいんだろう」と迷っている時間に、ひとつでも覚えた方が、自分なりの勉強法を見つけるには近道です。試したことがうまくいかなかったとしても、「これは自分には合わないんだな」という大切な発見になるのです。
ぜひ、思いついたことからはじめてみてくださいね。
●USCPA関連本はこちら
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