2017年7月10日月曜日

連載:Homo Deusってこんな本⑤

はじめましての方へ💁


こんばんは!
めぐぺ。です。


暑い日が続いていますね。意外と夜の風は涼しかったりするので、エアコンもまだそんなに使わずにすんでいるのですが、熱中症予防にこまめに水分を摂るように心がけています。お白湯はカラダにいいとはよく聞きますが、私の真似をして最近ジュースやお茶などの割合をお白湯多めにしたら体調がいいと言う母。ビールが美味しい季節ではありますが、体調イマイチと感じる方は、朝1番のお白湯おススメです(b´∀`)


さて、今日は連載している「Homo Deusってこんな本」シリーズ第5弾!6月中の読破は達成できませんでしたが、7月半ば頃の読了を目指して現在進行中。


前回ちょうど半分くらいでしたが、現在283ページまで進みました。ついつい「読むぞー、読むぞー!」と思っていると、他のことをはじめたりしちゃってますが(^_^;) 最終が462ページなので、残すところ180ページ程となりました。


●前回までのお話はこちら
連載:Homo Deusってこんな本①
連載:Homo Deusってこんな本②
連載:Homo Deusってこんな本③
連載:Homo Deusってこんな本④

●動画はこちら
#217 ビル・ゲイツおすすめのあの本、読んでみた!


今回の内容は、PARTⅡ Homo Sapiens Gives Meanings to the Worldの中の、6 The Modern Covenantから7 The Humanise Revolutionまで。


現代性は取引だ

6 The Modern Covenantは、

"Modernity is a deal."
現代性は取引だ。

 という1文からはじまります。そして、"我々全員が生まれるその日にこの取引にサインをして、亡くなるその日までそれに沿って生活をおくるのです。"と続きます。"この取引を無効にしたり超越することができる人はほとんどおらず、この取引によって我々が日々食べるものや職業、夢が形成され、またどこに住むのか、誰と愛し合うのか、どのように死んでいくのかまで決められている"と言います。

自分の生き方を他人に決められることほど面白くないと思っている私には、なんとも違和感。確かに、生まれた環境は大人になるまでなにがしかの影響を与えるものですが、最後まで決められているというのは嫌ですよね。


他に、権力の追求、経済成長についての話題に加え、安倍内閣のアベノミクスや中国、シンガポールなどでの政策、温室効果ガス削減を目的とする京都協定やパリ協定のことも書かれていました。そしてその協定は温暖化を止めることではなく、遅らせることを目指すものであり、世界で一番温暖化の原因となっているアメリカが批准することを拒否しており、経済成長の妨げになるのを恐れて排出を減らそうともしていないというくだりを、「トランプ政権になってパリ協定からも離脱しちゃったよー」と思いながら読んでいました。この本が書かれたのはトランプ政権になる前ですが、離脱した後に書かれていたらどのような内容になっていたでしょうか。


人がどう思うかより自分がどう思うか

7 The Humanist Revolutionでは、「その行動が誰かの感情を害するのでなければ、問題はない」ということについて書かれています。

昔であれば、何か間違ったことをしたと感じた時、教会で懺悔していました。神父にひどい過ちを犯したと言われれば、教会に寄付したり、次の半年間は肉を断ったり、巡礼の旅に出たり、同じ過ちを繰り返さないために様々なことを行っていましたが、現在は、

"Listen to yourself, be true to yourself, trust yourself, follow your heart, do what feels good"
自分の声を聞きなさい、自分に素直でありなさい、自分を信じなさい、自分の心に従いなさい、気分がよくなることをしなさい

というスローガンを子供の頃から浴びせられていると言います。

教育も、服従することを教えこんだり、聖書を暗記したり、祖先の伝統を学んだりすることから、自分自身で考えることが重視されるようになっています。同性同士の恋愛についても、強いては神を信じるかどうかさえも自分がどう思うか。


日本ではこのあたりの意識はまだ弱い気はしますが、以前に比べると、周りに流されずに自分の意志をしっかりと持つことの大切さが話題になることは多くなったように感じます。みなさんはどうでしょうか。


気になった表現

今回気になって調べたactive wordはこちら。
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今回学んだ単語

avarice/ˈæv(ə)rɪs(米語)【名詞】不可算名詞 (金銭に対する)強欲、貪欲【語源】ラテン語「しきりにほしがって」の意

yang/ jάːŋ(米語) 【名詞】不可算名詞 (中国哲学の陰陽の)陽 (⇔yin)

yin/ jín(米語) 【名詞】不可算名詞 (中国哲学の陰陽の)陰 (⇔yang)


*weblio英和辞典参照

*active word 本を読む上で重要な単語のこと。反対はpassive wordで、文章を作る上で必要な単語ではあるが、意味がわからなくても他の文章から意味を推測できる単語のこと。詳細はこちら
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陰陽道の陰と陽は英語でもそのまま使われるんですね。知りませんでした。この章は比較的読みやすく、あまり難しい語彙はなかったように感じました。


まとめ                            

いかがでしたか?

今回も、現在読書中の『Homo Deus』について紹介しました。ようやく内容も身近な事になってきて、以前よりわかりやすくなったように感じます。この本のテーマにあるように、自分を含めて人類が神に近づいているのかどうかはわかりませんが、作者の意図が何なのか、また自分自身はどう思うかを考えながら読むのは、「英語を読む」という作業に加えて脳をとても使う作業でもありますね。

興味がある方はぜひ、チェックしてみてくださいね。


  

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