2017年5月12日金曜日

TOEICが「本物の英語力」にはならない1つの理由

はじめましての方へ💁


こんばんは。
めぐぺ。です。


「現時点の日本では、TOEICということになりますね。」

これは、先日「本物の英語力」という本について紹介した動画にいただいたコメントです。

● 関連記事はこちら
成果が出なかったのは、学習方法が悪かった- by 鳥飼玖美子「本物の英語力」


実際に、就職の条件としてTOEIC受験を求められることは多いです。満点を取ったとなれば、かなりの英語力があると認識されるのは確か。何とか目標点を取ろうと日々努力している人も多いですよね。

でも、正直なところ、TOEICはそこまで測りきれるのだろうか?という疑問がふつふつ、、、


そこで、TOEICが本物の英語力なのか?という点について自分なりに考えてみました。




みなさんに質問です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あなたは、

TOEICは本物の英語力になるのか?
もしくは、英語力を完全に測れるのか?

ということについて、どう思いますか?
イエス?ノー?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私の答えは、ノーです。
TOEICが英語力の全てを測ってくれるとは思っていません。



さて、そのTOEICは、昨年(2016年)の5月にリニューアル。

問題全てが変わった訳ではなく、部分的に足したり引いたりされたものですが、以前に比べて「より使える英語」を意識した内容になっています。

ニュースをチェック!2016年5月からTOEICが変わる!?


私が受験したのはリニューアル前で、まだリニューアル後のTOEICは受験していないため、その違いをまだ肌身に感じていませんが。。。

受験された皆さん、いかがですか?


TOEICには、リスニング 60分、リーディング 60分という時間制限があります。

もちろん、

時間があろうがなかろうが、生きた現場で、生きた英語をしっかり聴き取って理解して、問われたことに正確に答えることができるかどうか。

短文でも長文でも、ひるむことなく決められた時間内で読み切って正確に問題に答えられるかどうか。

は、英語力を考える上ではとても大切な部分です。が、それが全てか?と言うと、そうではありませんよね。


鳥飼さんも、
一人一人がそれまでどのような英語教育を受けてきたかということには関わりなく作られたテストなのです。
今の自分の英語力が、他の人たちと比べた時にどの程度かを調べるものだ、と割り切ればいいのです。
と著書『本物の英語力』の中で言っています。
だから、思った点数が取れなかったからと言ってがっかりする必要はない、と。

とは言っても、やっぱり良い点数は取りたいと思うのが「人」ですよね!
それで採用が有利になったり、仕事の評価に関わるとしたらなおさら。



この点については、TOEICがどのくらい生活に影響あるのか?で判断が変わるところしょう。

TOEICを数十回以上受験してずっと満点を取り続けている方たちによれば、「英語上級者ならもう少し時間があればもっと点を伸ばせるはず」ということなので、そこそこ出来る自負がある方は、(試験当日は時間が足りなくなっててんやわんやしてしまったとしても)取得したポイントプラスαの感覚であってもいいのかもしれません。

ただ、TOEICで高得点を取得した人であっても、英語が話せない人も多いという話もよく話題になっています。前述の、ずっと990点を取り続けている人達は、多少試験内容が変わったところで影響されることはないのかな?なんて思ったりもしますが、会話力については不明です。


以前に読んだIELTSについての本には、面談などで英語を話す必要があるので、TOEICよりもIELTSの方がより生きた英語力を問われる、と書いてありました。

最終的には、どこまでの英語力が求められるのか、もしくは自分が求めるのか、でしょうか。



いかがでしたか?
今回は、TOEICは「本物の英語力」になるのか?という疑問について書いてみました。

なにがしか必要に迫られてTOEICの受験をしている人は多いと思います。でも、時には自分が望む英語力とは何なのか?について考えてみると、TOEICや勉強に対する捉え方が変わるかもしれません。もしくは、家族や友達など他の人と話してみることで、新しい世界に出会えることもあります。

ぜひ、見直す時間も大切にしてくださいね。


*文中のTOEICは現在のTOEIC L&R(リスニング&リーディング)のことです。



  

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

◆記事のまとめページ 2016年
◆記事のまとめページ 2015年


0 件のコメント:

コメントを投稿